時事通信社が、2013年の国内の十大ニュースを、次のとおり選定しています。
① アベノミクス始動、異次元緩和で円安・株高
② 特定秘密保護法が成立
③ 2020年夏季五輪・パラリンピック、東京開催決定
④ 参院選で自民圧勝、「ねじれ」解消
⑤ 消費増税、14年4月実施を決定
⑥ 福島第1原発、汚染水深刻に
⑦ 伊豆大島の土石流など自然災害で被害相次ぐ
⑧ 日本、TPP交渉に参加
⑨ 緊張続く日中・日韓関係、首脳会談できず
⑩ 富士山、世界遺産に
このニュースの中で、私が一番印象に残っているのは、
「2020年夏季五輪・パラリンピック、東京開催決定」です。
早朝の寝床でラジオから聞こえた「トウキョウ」という響きは、いまも耳に残っています。
この一年で一番感激した瞬間かもしれません。
7年後に向かって、前向きに生きる希望を与えてくれたニュースでした。
一方、私個人の十大ニュースを挙げようとすれば、これが案外思いつかないのです。
「思いつかないほど平凡な日々を送っている」ということなのでしょうが、
「重大」ニュースといえば、
東京五輪決定という国内の嬉しいニュースとは正反対に、
義兄の若すぎた死という悲しい出来事がありました。
この身近な義兄の死によって、
がんという病気の恐ろしさと健康の有難さが、身に染みて分かりました。
あれから早や5か月が過ぎようとしていますが、
悲しみが癒されるにはまだまだ時間がかかりそうです。
嬉しいニュースも悲しいニュースもあった一年間でした。
国内の十大ニュース、あるいは個人の重大ニュースのように、
悲喜こもごもの出来事はあっても、人は何事もなかったように日々を生きていく……。
季節や自然も何事もなかったように移り変わっていく……。
そのような時の流れのなかで、私は、これから何を変えず、何を変えていくのか…?
なかなか見つかりそうもないその答え探すために、
とりあえず、亡き義兄の歳(61歳)まではなんとか生きぬいて、
この老いじたく日記に、生きた証を書き続けていきたいと思っています。