今日から年末年始の休暇です。しかも九連休♪
ところが、今日はまるで冷蔵庫の中にいるような寒さでした。
昼間から薄黒い雲が低く垂れ込めて、
肌を刺すような冷たい風が一日中吹き荒れていました。
こういう天気の日には、猫のようにコタツで丸くなるほかありません。
さて、今月26日、安倍首相が就任1年の区切りで靖国神社に参拝されました。
日経新聞の記事によると、安倍首相は、
2006年発足の第1次政権では極秘参拝も検討したけれど、
実現しないまま1年で退陣、
第2次政権では「参拝できなかったのは痛恨の極み」として、
就任直後から参拝時期を探り続けてきたとのことです。
そして、今日の日経新聞の紙面には、
靖国問題の特集記事が掲載されていました。
私はかつて、この靖国問題についての理解を深めるため、
『靖国問題』(高橋哲哉著:ちくま新書)と
『戦争を知らない人の靖国問題』(上坂冬子著:文春新書)という
主義主張がまったく正反対の著書を読んだことがあります。
どちらかというと、心情的に上坂さんの考え方に賛同していますが、
自分としての確固たる主義主張を持っているのかといえば全く自信がありません。
最近は、「靖国神社に代わる無宗教の戦没者追悼施設を
国が建設してはどうか」という構想が、
一番無難で説得力があるように感じています。
年末にコタツの中で考えるには、あまりにも重い問題でした。
2001年の小泉首相の靖国参拝が中韓の反発を招いたのをきっかけに、
当時の福田康夫官房長官の懇談会がまとめた報告書を、
この機会にもう一度読んでみることにします。
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