肩の調子が思わしくないため、
今日は、朝から電車を利用して、松山市の「キスケの湯」に行ってきました。
電気風呂で肩に刺激を与え、
湯上り後には、無料のマッサージ器で肩をほぐしたら、
痛みが心なしか和らいだような気がします。
さて、今日の日経新聞1面の「2014年を読む」は、
白石隆・政策研究大学院大学長の『アジア安保網、日米軸に』でした。
白石先生は、地元愛媛県のご出身で、日本を代表する国際政治学者です。
そして、やはりというか、
白石先生も、今回の安倍首相の靖国神社参拝は望ましく、
「外交的には日本が首相の参拝によって得るものは何もない」と述べられていました。
う〜ん、権威ある先生のお言葉には迫力があります。
この記事はQ&A形式で構成されているのですが、
以下、大事な部分を、この日記をメモ代わりにして残しておきたいと思います。
Q:米国の対中戦略も揺れていませんか。
A:米政府内では、中国に米国債を買ってもらっている財務省が関与に傾き、
安保政策を担う国防総省は抑止に軸足を置く。
この間で国務省がどちらに傾くかによって、バランスが変わる。
Q:歴史問題で日中の対立が深まれば、
中国は日米同盟にくさびを打ちやすくなります。
A:中国は20年代に入ると少子高齢化が進み、国力の伸長があまり期待できなくなる。 そのため、いまの時期に権益を拡大しようとしているのではないか。
日本は日米同盟を基軸に対抗するほかない。
首相が普遍的価値を掲げ、
米国や他の民主主義国との絆を重視する外交を進めるなら、
歴史問題には踏み込むべきではない。
なるほど…。
米国は、中国に国債を買ってもらっているという弱みがあったのですね。
ここで米国財務省が絡んでいるとは思いもよりませんでした。
「経済」も立派に「安全保障」の一翼を担うことが理解できました。
次に、白石先生は「歴史問題に踏み込むべきではない」と述べられていますが、
いつになったら日本は歴史問題から開放されるのでしょう?
過去の歴史という「負荷」は、
私たち戦争を知らない世代にとっても、とても重いものがあります。
お風呂の話が、いつの間にか歴史問題になっていました……。
明日から、おせち料理に取り組むことにします。