日経電子版の保存記事ランキングの第1位に、
『できない上司にイライラ…ドラッカー提案の解決策は』という記事が入っていたので、
さっそく読んでみることにしました。
すると、ドラッガーの名言がたくさん紹介されていました。
名言に出会えたので、読んでよかったです。
「現実は企業ドラマとは違う。
部下が無能な上司を倒し、乗り越えて地位を得るなどということは起こらない。
上司が昇進できなければ、部下はその上司の後ろで立ち往生するだけである。」
(『プロフェッショナルの原点』)
「上司をマネジメントする。
彼らの成果を上げることが部下の成果のカギを握る」(『プロフェッショナルの原点』)
「上司と部下の距離は一定である」(『ドラッカー 365の金言』)
「上司も人である。人であれば強みとともに弱みをもつ。
上司の強みを強調し、上司が得意なことを行えるようにすることによってのみ、
部下たる者も成果をあげることができる」(『経営者の条件』)
「不意打ちから上司を守ること、喜ばしい不意打ちからも上司を守ることが、
部下たる者の仕事である。
自らに責任のあることについて不意打ちにあわされることは、
傷つけられ、恥をかかされることである」(『仕事の哲学』)
「困ったことには、上司をマネジメントできることを知っている者があまりいない。
上司についてこぼしはしても、彼らをマネジメントしようと試みる者はさらにいない。
しかし、上司のマネジメントはかなり容易である。
部下のマネジメントよりもはるかに容易である」(『プロフェッショナルの原点』)
この記事を書かれた臨床心理士の尾崎健一さんは、
上司に「的確な情報提供とマネジメント」を望むならば、
上司への「的確な報連相」を心がけたいと述べられています。
「報連相」とは、報告・連絡・相談のことです。
思い起こせば、新採職員のころ、上司からよくこの言葉を聞かされました。
仕事の進めていくうえで大切なことは、いつの時代も変わらないのかもしれません。