しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

上海旅行顛末記(その4)

上海旅行の最終日、5月26日です。

旅行会社の日程表では、「優雅なホテルの朝食後、空港へ」となっていました。
ですが、松山出発の日と同様、出国手続等があって、
上海出発時刻の2時間前には空港に到着している必要があります。

このため、午前6時30分にはホテルを出発、
出発前の午前5時30分にはモーニングコール、
つまりは「朝食はバスの中でお弁当を食べていただきます。」と、
これまた前日にガイドさんから伝えられていました。

ホテルが用意してくれた朝食は、
サンドイッチ、クロワッサン、青リンゴ1個、アップルジュースで、
サンドイッチはパンの端が付いたまま……。
しかも、振動の激しいバスの中なので、とても「優雅」には食べられませんでした。

出国手続を済ませ、免税店で気持ばかりのお土産を買い、
飛行機に搭乗して、後は離陸を待つだけとなりました。
ところが、離陸の順番待ちで30分ほど待ちぼうけを食らった上に、
飛行中は飛行中で、気流の悪いところでは激しい揺れに襲われました。

やっとの思いで到着した松山は、雨模様でありました。
上海滞在中に雨が降らなかったのは、とても運が良かったと思っています。

さて、今回の上海旅行を通して感じたことを、以下に思いのまま書き残しておきます。

 ・上海はとても活気のある都市でした。
  ですが、人と車の多さと交通マナーの悪さ、
  とりわけ、ヘルメットなしで歩道を走るバイクは、(電動自転車?)
  見ている方もハラハラドキドキです。
 
 ・現地では、反日的な視線を感じることもなく、
  治安の悪さに恐ろしい思いをすることも一度もありませんでした。
 
 ・中国人同士の会話は、まるで口喧嘩をしているように聞こえました。
  大声は「地声」なのかもしれません。

 ・行く先々で出会う店員さんの日本語が、とてもお上手なのには正直驚きました。
  日本人は6年間学校で英語を勉強しても、英会話ができないのは何故なのでしょう?
  おそらく、中国の方は一生懸命、「日本語会話」を勉強されたのだと思います。
  そうであるならば、日本人もその精神と努力を見習う必要があります。
 
 ・国営のお店が商売をしていることにも驚きました。
  それも販促活動がとてもお上手です。華僑のDNAが受け継がれているのですね。
  おそらく、「利益が国にしっかり入るシステム」が構築されているのでしょう。
 
 ・近代的な超高層ビルと、トイレも風呂もないといわれる路地裏のスラム街…。
  中国の「光と影」を見たような気がします。

最後に、写真を一枚添付しておきます。
ホテルの中庭の「ヤマモミジ」です。下草は「ハーブ」だと思います。
どちらも、我が家にある草木なので、
アット・ホームな感じがして、とても心が和みました。

再び上海に来られるかどうかは分かりませんが、
もし来られたとしたら、
今よりさらに発展した近代都市の姿を見ることができるはずです。きっと…。