上海旅行の最終日、5月26日です。
旅行会社の日程表では、「優雅なホテルの朝食後、空港へ」となっていました。
ですが、松山出発の日と同様、出国手続等があって、
上海出発時刻の2時間前には空港に到着している必要があります。
このため、午前6時30分にはホテルを出発、
出発前の午前5時30分にはモーニングコール、
つまりは「朝食はバスの中でお弁当を食べていただきます。」と、
これまた前日にガイドさんから伝えられていました。
ホテルが用意してくれた朝食は、
サンドイッチ、クロワッサン、青リンゴ1個、アップルジュースで、
サンドイッチはパンの端が付いたまま……。
しかも、振動の激しいバスの中なので、とても「優雅」には食べられませんでした。
出国手続を済ませ、免税店で気持ばかりのお土産を買い、
飛行機に搭乗して、後は離陸を待つだけとなりました。
ところが、離陸の順番待ちで30分ほど待ちぼうけを食らった上に、
飛行中は飛行中で、気流の悪いところでは激しい揺れに襲われました。
やっとの思いで到着した松山は、雨模様でありました。
上海滞在中に雨が降らなかったのは、とても運が良かったと思っています。
さて、今回の上海旅行を通して感じたことを、以下に思いのまま書き残しておきます。
・上海はとても活気のある都市でした。
ですが、人と車の多さと交通マナーの悪さ、
とりわけ、ヘルメットなしで歩道を走るバイクは、(電動自転車?)
見ている方もハラハラドキドキです。
・現地では、反日的な視線を感じることもなく、
治安の悪さに恐ろしい思いをすることも一度もありませんでした。
・中国人同士の会話は、まるで口喧嘩をしているように聞こえました。
大声は「地声」なのかもしれません。
・行く先々で出会う店員さんの日本語が、とてもお上手なのには正直驚きました。
日本人は6年間学校で英語を勉強しても、英会話ができないのは何故なのでしょう?
おそらく、中国の方は一生懸命、「日本語会話」を勉強されたのだと思います。
そうであるならば、日本人もその精神と努力を見習う必要があります。
・国営のお店が商売をしていることにも驚きました。
それも販促活動がとてもお上手です。華僑のDNAが受け継がれているのですね。
おそらく、「利益が国にしっかり入るシステム」が構築されているのでしょう。
・近代的な超高層ビルと、トイレも風呂もないといわれる路地裏のスラム街…。
中国の「光と影」を見たような気がします。
最後に、写真を一枚添付しておきます。
ホテルの中庭の「ヤマモミジ」です。下草は「ハーブ」だと思います。
どちらも、我が家にある草木なので、
アット・ホームな感じがして、とても心が和みました。
再び上海に来られるかどうかは分かりませんが、
もし来られたとしたら、
今よりさらに発展した近代都市の姿を見ることができるはずです。きっと…。