しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

末恐ろしい子どもたち

適切な言葉が見つかりませんが、
敢えて言うなら「末恐ろしい」……でしょうか?

今日、日経電子版「日銀ウォッチ」に書かれた
「日銀夏休み子ども特別見学会」の目玉イベントである「模擬決定会合」に関する
次の記事を読んでそう思いました。

『東京・日本橋にある日銀本店の旧館で開かれた模擬決定会合には、
 21人の中学生が参加した。
 4つのグループに分かれて、日銀職員のアドバイスを受けながら議論。
 最後は、実際の決定会合で使われる「円卓」を模したミニ円卓を囲って金融政策を採決した。
 3グループは「現状維持」を判断したが、1グループは「引き締め」を選んだ。』

『模擬会合では中学生たちが4つの架空の経済ニュースをもとに
 景気判断を議論して金融政策を決めた。
 たとえば「大規模博覧会の開催で都心部の地価が一部上昇」というニュース。
 「博覧会が終われば地価は下がる」という意見が出た一方で、
 「道路や建物がたくさん建設されるから地価は高くなったままだ」という反論が出るなど
 議論をぶつけあった。
 取り上げるニュースは、あえて議論がわき起こるように工夫を凝らしたという。』

う〜ん、まいったな……。
私が中学生の頃は、中央銀行の存在とその役割さえ知らなかったのに……。
ましてや、景気判断ができるなんて、とんでもない世界です。

私は、今になって、やっと、「経済」や「金融」に関することに興味が出てきて、
初歩の初歩から勉強しているところですが、
なかでも「金融」に関しては、子どもの頃からの教育がとても大切だなと
グローバルな世界の動きを見て痛感しているところです。

それにしても、中学生で金融政策が決定できるなんて、
この子たちは、将来どんな人物になっているのかしら…?
親御さんは楽しみですね。