昨日9日の全国新聞には、例外なくこの関連の社説が掲載されていましたが、
その中でも、産経新聞「主張」には次のようなことが書かれていました。
『「昭和」は既に歴史である。
その時代が後世も絶えず論じられてきた。
そうした中で今回は実録が広く注目された。
なぜ私たちが昭和史を絶えず振り返り、そこから学び取ろうとするのだろうか。
今の時代が抱える大きな課題の根っこが、昭和にあるからだ。
政治、外交、経済のみならず、生活様式や価値観まで多岐にわたる。
そして、続けなければならないのは
「なぜ、あの破滅的な戦争は回避できなかったのか」という問いかけである。』
う〜ん、なるほど……。
「今の時代が抱える大きな課題の根っこが、昭和にあるからだ。」という表現は、
鋭いご指摘だと思います。
私の場合、最近の読書傾向として、
日本の近現代史の本を読むことが多くなりました。
そして、かつて読んだ本には、
「なぜ、あの破滅的な戦争は回避できなかったのか」という問いかけに対して、
「日本帝国陸軍の独断専行」といったように、
あえて断定的・断言的に答えている本は、無かったように記憶しています。
(複数・複合的な要素があったと、私なりに理解しています。)
さて、今日は、
「昭和天皇実録」の特集記事が掲載された
文芸春秋10月号を仕事帰りに買って帰りました。
これから、楽しみにして読みたいと思います。
また、自分なりの新しい発見があるかもしれません。