しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

イクジイの心理

今日21日の日経新聞「Wの未来」に、「イクジイ」のことが書かれていました。
育児の新たな担い手として期待されるのが
定年退職した団塊世代を中心とする祖父たち(イクジイ)だそうです。

記事では、
元ボクシング世界チャンピオンの具志堅用高さんが、
近くに住む孫の着替えを手伝ったり
ご飯を食べさせたりしていることが紹介されていました。

具志堅さんは59歳、孫娘は2歳とのことですが、
3歳の孫娘がいる58歳の私と同じような関係ですね…。
元世界チャンピオンがお孫さんの世話をする姿を想像すると、
なんだか微笑ましいものがあります。

不器用な私も、孫娘の面倒を見ることがありますが、
「自分が子育てを妻任せにしてきたことを反省し、
退職後の生きがいを孫育てに見いだす祖父は多い」との文章を読み、
まるで自分の心理を指摘されているようで、正直ドキリとしました。

さらに記事を読み進めると、最後に次のような記述がありました。

少子高齢化労働力人口が減る中、
 女性の活躍と次世代の育成は経済成長に不可欠だ。
 どちらも実現するには、あの手この手で総力戦で挑む必要がある。
 物理的にも経済的にも支える手を持つイクジイが果たせる役割は大きい。』

ヨイショと持ち上げられているようで、
ちょっと戸惑ってしまいますが、
私の場合は、このような高い志というか、
政治経済学的な思想を持って孫娘の世話をしている訳ではありません。

むしろ、具志堅さんがおっしゃっていた
「孫に生きる元気をもらっている」、……これこそがイクジイの心理だと思います。

私にとっても孫娘は、「生きる希望」そのものです。
金銭的な援助はできないかもしれないけれど、
生きている間に身についた知識と体験を、孫娘に伝えていきたいです。

追伸
大学ラグビーのシーズンが始まりました。
早稲田は明治学院に、16トライ104点で圧勝です。
次は、筑波大学との対戦。
最初の難関を乗り切ってほしいです。