今月19日付けの「溜池通信」のうち、「From the Editor」が勉強になりました。
「かんべえ」さんは、
経営共創基盤CEO・冨山和彦さんの著書から、
グローバル経済圏(Gの世界)とローカル経済圏(Lの世界)との違いを
分かりやすい表に加工して、「溜池通信」の読者に提供してくれています。
そして、最近流行の「地方創生」を論じるときに、
何をさておき欠かせないのが「GとL」の視点だと述べられています。
掲載された表を見るまで知りませんでしたが、
「Gの世界」の市場が製造業や大企業で
GDPの3割、雇用の2割を占めているのに対し、
「Lの世界」の市場は非製造業や中堅中小企業で
GDPの7割、雇用の8割を占めているとのことでした。
また、雇用についても、
「Gの世界」は知識集約型であるのに対し、
「Lの世界」は労働集約型になっているとのことでした。
ところで、最近、
アベノミクスの効果が地方まで波及していない、
あるいは、円安などで製造業が比較的好調なのに、
個人消費は消費税増税の影響もあってか、未だ低調だという議論をよく耳にします。
このことも、GやLの世界と関係があるのでしょうか?
普段、新聞などを読んでいても、
「グローバル」や「ローカル」という言葉が
紙面に登場しない日はないように思いますが、
その意味するところは、しっかりと勉強しておく必要があるなぁ…
と反省した次第です。
それはともかくとして、
「地方創生」の今後の議論の行方に目が離せなくなりそうです。