しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「三無主義」という懐かしい響き

今日(12日)の日経新聞「日曜に考える」の
「若者50年の足跡」第2回目は、
『クールジャパン源流〜シラケ世代、好きなこと狭く熱く』でした。

記事によると、
団塊世代の後に生まれ、70年代から80年代前半に青春期を送った世代は
「シラケ世代」と呼ばれるそうです。

政治や社会に関心を持たず、
個人的な趣味や小さな人間関係にこもる姿を、やゆした言葉だそうですが、
はじめ私にはピンときませんでした。

でも、次の解説を読んでストンと納得した次第です。

学生運動の収束後、静かになった若者らは
 「三無主義(無気力、無関心、無責任)」のシラケ世代と呼ばれた。
 就職前の「モラトリアム(執行猶予)」
 としてのみ青春期を過ごす姿は社会問題になる。』

懐かしいなぁ〜…。
「三無主義」という言葉を久しぶりに目にしました。
確かに、私が高校生の頃には、この言葉を皆、口にしていたような気がします。

結局、私の世代は、団塊世代と比べると、
どうしても政治に無関心で、生活でも無気力にみえてしまうのですね…。

同じ紙面では、私より一つ年下で
56年生まれのコラムニストの泉麻人さんが、次のように述べられていました。

『実際は音楽やファッションなど、団塊世代から学んだものは大きい。
 先輩的なイメージがあります。
 彼らが生んだものを引き継ぎ、成熟させたのが僕らの世代ですね。』

団塊世代という偉大な先輩たちの陰に隠れた存在と自覚しつつ、
それでも記事で、「世界でも注目されるクールジャパンの源流が、ここにある」と
お褒め(?)の言葉をかけてもらうと、
私自身のことではないにしても、ニアリーな世代として誇らしくも思います。

追記
CSファーストステージの第2戦で阪神は、広島と0―0で引き分け、
ファイナルステージ進出を決めました。
1勝1分でも勝ち星が同じ場合は、
レギュラーシーズン上位のチームが勝者となるそうです。
「引き分けコールド」初適用の試合を観れて、今日はラッキーでした。
この調子で巨人戦も頑張ってほしいと思います。