日経電子版の「ライフ」欄で、「ことばのドリル」の連載が始まりました。
「恥をかかないために チャレンジことばのドリル」というタイトルのとおり、
クイズ形式の10問の「問い」にチャレンジするようになっています。
さっそく1番から挑戦してみましたが、これが結構難しい……のです。
例えば、【問い5】と【問い6】は次のような質問でしたが、
どれが正解なのか、しばらく考え込んでしまいました。
【問5】太字の部分の慣用句の使い方が正しいものはどれですか。
①A社は再建した矢先に再び経営危機に陥った
②課長が書類のミスについて専務をいさめた
③彼が社の幹部にする提案は必ず通るというジンクスがある
④B社は折り紙付きのブラック企業だ
⑤今年は顧客からのクレームの当たり年だった
【問6】太字の部分が文法的に正しいものはどれですか。
①多額の債務を抱えたA社の社長が突然姿をくらませた
②株主総会での議長の議事進行がおぼつかず、終了まで長時間かかった
③B社によるC社買収の報道がメディアをにぎわせている
④あの会社の広告はいつも一般大衆におもねっている
⑤D社の窓口であるあの若い社員は、ぼそぼそと話し頼りなさげだった
【問5】では、「ジンクス」という言葉が、
「縁起が悪いもの」「けちがつくもの」の意があることを今回初めて知りましたし、
【問6】に至っては、全部の「問い」が正解のように思いました。
ちなみに、「おぼつかいない」は形容詞で
「ない」を「ぬ」「ず」に置き換えることはできないということ、
さらに、「くらませた」は「くらました」、
「にぎわせて」は「にぎわして」、「頼りなさげ」は「頼りなげ」が正解とのことでした。
う〜ん、ここまでくるとマニアックな世界のような気もします。
ということで、私は10問中6問が正解という結果で、
「ひょっとしたら時々、恥をかいているかもしれません」という診断でした。
今後、恥をかかないためには、
次回以降も「ことばのドリル」に挑戦する必要がありそうです。