しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

戦いすんで日が暮れて

衆院選挙が終わりました。

その結果は、マスコミ各社の大方の予想どおり、
自民、公明の両党で、
参院で否決された法案を再可決できる衆院
3分の2以上の326議席というものでした。
事前の予想の正確さに、ただただ脱帽です。

一方で、愛媛県内4小選挙区投票率は49.80%でした。
報道によると、
これまでで最も低かった2003年の57.33%を7.53ポイント下回り、
過去最低を記録したそうです。

衆院選挙の結果を受けて、
さっそく今日15日の朝日新聞天声人語」には、
次のような辛口のコラムが掲載されていました。

『とはいえ集団的自衛権原発の再稼働、特定秘密保護法といった民意を分かつ争点を、
 アベノミクス柄の風呂敷で巧みに包んだ感がある。
 勝利すなわち白紙委任ではないことを、お忘れなく願いたい。
 議席数が定まっても、選挙結果は必ずしも多数派の正しさを保証するものではない。
 かつて英首相を務めたアトリーは、民主主義の基礎を
 「他の人が自分より賢いかも知れないと考える心の準備です」と語っていた。
 安倍首相には、自らに賛同する人だけではなく、
 反対の意見を持つ人も含めた代表として、一国の舵(かじ)取りをしてもらいたい。
 選挙が終わって、幾千万の目がそこを見ている。』

安倍政権の真価が問われるのは、
選挙が終わった「これからだ」という指摘もあります。
例えば、同じ朝日新聞の社説には、
『投票日の翌日こそが、本当の始まりである。』という箴言
紹介されていました。

国民への公約が誠実に果たされていくかどうかを、
私もしっかりと見届けたいと思います。