そして、シルバーウィークの最終日でもあります。
今回の大型連休、地元愛媛は天候に恵まれたので、
県内の行楽地は大勢の人で賑わったことと思います。
その大型連休に関して、今日の産経新聞「産経抄」は、
「大型連休の罪」という、ちょっと刺激的なタイトルのコラムでした。
コラムによると、
元経済アナリストで、日本の伝統美術の修復を請け負う会社の社長でもある、
イギリス人のデービッド・アトキンソンさんは、
GWを含めた大型連休の廃止を提言しているそうです。
短期間に大量の観光客をさばいて、
年間の売り上げの多くを稼ぎ出すという、供給側の都合ばかりを優先する制度が、
観光産業の隆盛への道を阻んできた、というのがその理由でした。
『確かに、果てしなく続く渋滞や割高な宿泊料金は、
本来「おもてなし」の国にふさわしくない。
遊び疲れが、連休後の社会に与える影響も無視できない。』
コラムニストは、このように言って同調されていますが、
少しでも仕事を休みたいタイプの私なぞは、
「毎年、今年のような大型連休になればいいのに…」と思っています。
ところが、次に5連休となるのは11年後とか…。
う~む、まいったな…。その頃には、私は生きていれば70歳を超えています。
そうすると、たぶん毎日が大型連休のような日々を過ごしているのかも…。
『やはり、閑散としたオフィスで仕事をするに限る。
と、祝日に無縁のコラム書きは、負け惜しみを言っておく。』
このようにコラムニストは言われていますが、
大型連休を楽しみに待ちながら、
日々、仕事に打ち込めることが人生最大の幸福なのかもしれません。
だって、ヒルティも『幸福論』で、
「未来は働く人のものであり、社会の主人はいかなる時代にも常に勤労である」
と述べていますから…。
さぁ、大型連休最後の楽しみは、
中3日の選手の疲労がちょっと気になりますが、
きっとジャパンは、再び素晴らしい試合を見せてくれると思います。