しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

大型連休の終わりに

今日は、二十四節気の「秋分」であり、秋彼岸の中日であり、

そして、シルバーウィークの最終日でもあります。

 

今回の大型連休、地元愛媛は天候に恵まれたので、

県内の行楽地は大勢の人で賑わったことと思います。

 

その大型連休に関して、今日の産経新聞「産経抄」は、

「大型連休の罪」という、ちょっと刺激的なタイトルのコラムでした。

 

コラムによると、

元経済アナリストで、日本の伝統美術の修復を請け負う会社の社長でもある、

イギリス人のデービッド・アトキンソンさんは、

GWを含めた大型連休の廃止を提言しているそうです。

 

短期間に大量の観光客をさばいて、

年間の売り上げの多くを稼ぎ出すという、供給側の都合ばかりを優先する制度が、

観光産業の隆盛への道を阻んできた、というのがその理由でした。

 

『確かに、果てしなく続く渋滞や割高な宿泊料金は、

 本来「おもてなし」の国にふさわしくない。

 遊び疲れが、連休後の社会に与える影響も無視できない。』

 

コラムニストは、このように言って同調されていますが、

少しでも仕事を休みたいタイプの私なぞは、

「毎年、今年のような大型連休になればいいのに…」と思っています。

 

ところが、次に5連休となるのは11年後とか…。

う~む、まいったな…。その頃には、私は生きていれば70歳を超えています。

 

そうすると、たぶん毎日が大型連休のような日々を過ごしているのかも…。

『やはり、閑散としたオフィスで仕事をするに限る。

 と、祝日に無縁のコラム書きは、負け惜しみを言っておく。』

 

このようにコラムニストは言われていますが、

大型連休を楽しみに待ちながら、

日々、仕事に打ち込めることが人生最大の幸福なのかもしれません。

 

だって、ヒルティも『幸福論』で、

「未来は働く人のものであり、社会の主人はいかなる時代にも常に勤労である」

と述べていますから…。

 

さぁ、大型連休最後の楽しみは、

今夜のラグビーW杯「日本」対「スコットランド」の試合です。

中3日の選手の疲労がちょっと気になりますが、

きっとジャパンは、再び素晴らしい試合を見せてくれると思います。

 

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

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