11月の声を聞いたとたんに、急に寒くなりました。
吹く風が冷たく、今日は本当に肌寒かったです。
さて、東京六大学野球で早稲田は慶応を2対0で破り、春明連覇を達成しました。
優勝回数も、並んでいた法大を抜き、歴代単独最多の45度に伸ばしたそうです。
誠におめでとうございます。
明治神宮大会での秋春連続日本一を期待しています。
それに引き換え、同じ日に行われた
関東大学ラグビー対抗戦の早稲田対帝京の試合は、
先の筑波戦に続き、目を覆いたくなるような試合でした。
後半途中、50点以上の点差が開いた段階で、
とうとう我慢の限界がきて、テレビのスイッチを切ってしまいました。(苦笑)
いくら帝京が強いとはいえ、いとも簡単にタックルを振り切られ、
楽々と、そして次々とトライを奪われるシーンは、
これまで長く早稲田の試合を見てきたけれども、あまりなかったように思います。
辛辣な表現で早稲田関係者の皆さんには申し訳ないですが、
大学ラグビーの「盟主の座」を、
帝京大学から奪還するのは、長い道のりがかかるような気がします。
せめて、次の早慶戦、早明戦で、早稲田の「意地」を見せてほしいです。
「述而不作、信而好古(述べて作らず、信じて古(いにしえ)を好む)」でした。
鷲田清一さんの次のような解説がありました。
『「述べる」とは、語り継がれてきた古典を祖述すること。
「作る」とは新しく創ること。
とはいえ、古典をお題目のようにくり返せばいいと言うものでもない。
「信じる」とは、賢人が言い伝えんとしてきた知恵のなかから、
これこそ本当に大事と思われることを一身を懸けて選び取ること、
継ぐことである。』
「創造」と「継承」という意味でしょうか?
この「ことば」に、早稲田ラグビー復活の「鍵」があるような気がします。