突然のように、「その名前」が記憶の片隅から甦りました。
今日、ヤフーのニュース欄を眺めていたところ、
「奈良ドリームランド跡地 大阪の不動産会社が落札」
という記事に目が留まりました。
2006年に閉園した「奈良ドリームランド」跡地の2度目の公売が行われ、
7億3000万円で大阪市の不動産会社が落札したそうです。
小学何年生の時だったかは定かではありませんが、
「奈良ドリームランド」に行ったことを覚えています。
どんな乗り物があって、どんな楽しみ方をしたのかは全く記憶にありません。
ただ、当時、独身だった叔母が、愛媛から滋賀まで遊びに来ていて、
その叔母が一緒だったことを思い出します。
しかも、その時、叔母は電車のなかに日傘を忘れて、
その傘が無事に手元に戻ってきたことまで覚えています。
う~む、不思議な気持ちです。
子どもならば、どんな乗り物に乗ったかを覚えているはずなのに…。
その大津市には、小学1年から中学2年の二学期途中まで住んでいました。
小学校は晴嵐小学校で、中学校は粟津中学校です。
粟津中学校の校歌は全く記憶にないけれど、
晴嵐小学校の校歌は、今でも、ほんの少しだけど口ずさむことができます。
♪「比叡の山に 朝日が射せば 心すがしく さぁ 飛び起きて」
で一番の歌詞は始まり、
♪「晴嵐らんらん 僕らの学校」で終わっていたと思います。(自信ないけど…)
そのほか、大津市に居た時の記憶としては、
・初めて好きになった女の子の名前が、H・Yさんだったこと。
・京都の丸物百貨店に家族で行って、オムライスを食べたこと。
・父と弟と一緒に、甲子園に阪神タイガースの応援に行ったこと。
・修学旅行で、伊勢志摩に行ったこと。
・遠足で愛知県の明治村に行ったこと。
・松山商業の応援に2度甲子園に行ったこと。
などなど……。
このような子どもの頃の体験・経験が、
その後の私の人格形成や思想にどのような影響を与えたのか?
よく分かりませんが、つくづく人間は「記憶する生き物」なのだと思います。
ところで、誰が言ったのか、出典は明らかではありませんが、
『神は記憶を与えて下さった。それは人生の辛い冬の時期に、
6月のバラを思い描けるようにする為だ』という言葉をネットで見つけました。
一方で、『忘却はよりよき前進を生む』というニーチェの言葉もあるようです。
どちらも「真理のことば」だと思います。