しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

早すぎる旅立ちを悼む

今日22日の日経新聞「日曜に考える ヘルス」には、

『寒暖の差に気を配り健康守る』という記事が掲載されていました。

 

『秋から冬に移るこの時期は急激に気温が下がることがある。

 寒暖の差から風邪に苦しむ人も多い。

 微熱に加え、鼻水、せき、たん、倦怠(けんたい)感などが出て、

 生活に支障を来す。』

 

記事にはこのように書かれていました。

私も二週間前に風邪をひき、同じような症状に苦しみました。

治るのに約一週間を要し、最近、やっと元の体調に戻ってきた感じです。

 

人間には外界の気温や湿度などの変化にうまく適応できる機能が備わっていて、

高性能コンピューターもかなわないくらいの

微妙なコントロールが可能だそうですが、

こうした調節能力をはるかにしのぐほどの急激な変化には

さすがについていけないとのことで、

そのひとつに、秋から初冬にかけての風邪という病気があるようです。

同じ記事には、病気から身を守るためのアドバイスが次のように書かれていました。

 

『病気から健康を守るには、

 天気予報をチェックして衣服や空調をこまめに調整し、

 栄養のバランスや水分補給、睡眠、休養などに気を配ることが大切だ。』

 

ところで、「憎らしいほど強い横綱」と言われた北の湖日本相撲協会理事長が、

直腸がんによる多臓器不全で急逝されたというニュースに接しました。

「最強の横綱」も病気には勝てなかったようで、

私とほぼ同じ時代を生きた横綱の、早すぎる旅立ちをとても残念に思います。

 

そして、今日の朝日新聞「折々のことば」には、

小説家・高見順の『葉はやはらかく 枝はかたい かたい枝が やはらかい葉をつくる』

 という言葉が紹介されていました。

 

『苦労を、痛い体験を、幾重にも内に畳み込むなかで、

 少しずつではあるが人には芯ができてゆく。

 堅い芯ができてようやっと、

 弱さに震えている他者にも思いをはせること、重ねることができるようになる。』

 

先ほどの北の湖理事長は、土俵一筋の人生で、

土俵では憎まれ役を務めたけれども実は気配りの人だったそうです。

私にはなぜか、高見順の言葉が、北の湖理事長の追悼文のように聞こえます。