今日11日の日経新聞「風見鶏」の
『地方の何を創生するのか』という記事を読んで、考えるところがありました。
記事によると、
政府が昨年末に決めた地方創生戦略と経済対策の目玉は、
総額4200億円にのぼる新たな交付金で、
自治体による商品券や旅行券の配布、灯油の購入補助などを後押しするそうです。
記事ご指摘のとおり、
昔の「地域振興券」を思い出すような施策ですが、
それよりも気になったのは、次の記述です。
『 〜(略)〜 しかし21世紀は各地の担い手が確実に減る。
余力があるうちに創意工夫を発揮しやすく、効率的な行政の仕組みを作らないと、
交付金や公共事業だけで「ふるさと」は守れない。
自民党の閣僚経験者は「地方対策といってもやることがない。
何をやってもバラマキだ」と話す。
正直な感想だが、予算を配分する従来型の発想から踏み出せないなら、
地方創生は看板倒れに終わる。』
う〜ん、確かにお金を配るだけなら、ただ単にバラマキだし、
その効果も長続きしないように思います。
だったら、何をすべきなのか?
そこで改めて、「地方の何を創生するのか」という
記事のタイトルの意味するところについて考え込んでしまいました。
考えた末の私の結論は、やっぱり
税財源や権限の移譲など「地方分権の推進」こそが「地方の創生」…。
王道はこれしかないと思うけど、違うのかな…?