しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

難しい判断

昨日20日から今日にかけて、日銀の金融政策決定会合が開かれていたようです。

日経新聞によると、今回の会合の焦点は急速な原油安の評価だそうで、
昨日の記事には次のように書かれていました。

『原油安の景気への恩恵を受けるために
 2%物価目標の達成時期の後ずれを認めれば「2年で2%」との約束が揺らぐ。
 一方、物価目標実現へさらなる緩和に踏み切れば円安を招き、原油安の恩恵を損ねる。
 物価か景気か。難しい判断を迫られている。』

う〜ん、確かに「難しい判断」だと思います。
原油安は、エネルギーを輸入に頼る日本経済にとってプラスになるでしょうが、
短期的には物価の押し下げ要因となることは、私にもなんとなく理解できます。

「難しい判断」といえば、その次元は全く違いますが、
昨日、過激組織「イスラム国」と称するグループが、
日本人殺害を警告したという報道がありました。

報道に接し、強い憤りを覚えたものの、無力な私には何もすることができません…。
お二人の同胞が一刻も早く解放されることを、ただただお祈りするばかりです。

あれこれと考えている間にも、「72時間」という時間は容赦なく経過していきます。
こんな時、政府はどのような「行動」と「判断」をされるのでしょう…?

無法な要求を受け入れるのか、
それとも「テロには決して屈しない」という大原則をあくまでも貫くのか…。

イスラム国」の問題は、もはや遠い世界の出来事ではなくなりました。
「難しい判断」を「日本国」と「日本人」に迫っています。

あぁ…、それにしても、
「人質」を脅迫の材料に使うなんて……。
日本民族が持つ「他者を思いやる心情」という一番の弱点を、
犯人グループに突かれたように思います。