しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

歴史のある日

今日は5月の第2日曜日、「母の日」です。

読売新聞と産経新聞の一面コラムは、
その「母の日」にちなむものでしたが、
読売新聞「編集手帳」には、次のようなことが書かれていて、
「戦争と母」という、また違った視線で、「母の日」を考えることができました。

『〜(略)〜〈あの子のことを思うとどうしても泣けてしまうの〉。
 乳飲み子を残して召集された従軍看護婦が夫に宛てた便りという。
 彼女は再びわが子を抱くことなく、任地の中国で死んだ。

 戦争は母の命をいくつ奪ったことだろう。空襲を言えばきりがない。
 母に贈る一輪とは別に白い花を心にさし、あまたの無念に思いをやる。
 戦後70年のきょう5月の第2日曜日は、そんな日があってもいい。』

う〜ん、かなりジーンときました。
ちなみに、「母の日」を「こよみのページ」で調べると、
次のような解説がありました。

『アメリカ人のアンナ・ジャービスが母の死後、
 その墓に白いカーネーションを飾ったことに由来する。
 カーネーションは母性愛のシンボルとされ、
 日本では、地久節(皇后誕生日)を母の日とし、
 婦人会などを中心にいろんな行事が行われていたが、
 昭和24年頃からアメリカの例にならうようになった。』

ふ〜ん、そうなのか。結構歴史がある日なのですね。
そういえば、私が物心ついたころから、「母の日」はあったような気がします。

さて、「母の日」に一輪を贈ろうにもその母はなく、
せめて天上に声をかけるぐらいしかできないけれど、
十分な親孝行ができなかった私がかける言葉は、
「ありがとう」ではなく、「ごめんなさい」が相応しいのです。