昨晩、BS朝日で「昭和フォークの旅」という番組を観ました。
ばんばひろふみ、堀内孝雄、杉田二郎、因幡晃、高山厳という
著名なフォークシンガー5人の方々の、愉快で軽快なトークと
懐かしい名曲の数々を十分堪能することができました。
具体的には、かぐや姫の「神田川」、チューリップの「心の旅」、
バンバンの「いちご白書をもう一度」という70年代を代表する名曲について、
その誕生秘話や曲にまつわるエピソードなどを知ることができました。
放送作家の喜多条忠さんが、
新聞のチラシの裏に「神田川」の歌詞を書き込み、
出来上がった歌詞を南こうせつさんに電話で伝えたところ、
こうせつさんは、メモを取りながら旋律を思い浮べていたことや、
「心の旅」は、作詞・作曲した財津和夫さんが最初は歌うはずだったのに、
レコーディングの直前になって、甘い声が魅力の姫野達也さんが
メインボーカルとして歌うことに決まったことなど、
「人に歴史あり」ではありませんが、
フォークの名曲にも知られざる「歴史」があることが分かって、
フォークファンにとっては、とてもハッピーな番組でした。
また、このような企画が登場することを今から楽しみにしています
ところで、番組の途中、「大阪都構想」の住民投票で、
反対票が多数を占めたというニュース速報が、テロップで飛び込んできました。
番組終了後には寝ようと思っていたのですが、
詳しい状況を知りたくなって、
午後11時からはNHKのラジオニュースに切り替えました。
ラジオから聞こえてくる橋下徹市長の敗戦の弁…。
ラジオゆえ、その表情を窺い知ることはできませんでした。
住民投票は、「究極の民主主義」……。
その結果には、「勝者も敗者もない」ことを
記者会見の様子を聞きながら、改めて認識した次第です。