孫娘は、昨日25日で4歳と8か月になりました。
これまで元気で育ってくれたことに感謝したいと思います。
最近は、顔つきもすっかり大人びてきました。
ふとした仕草が、娘とそっくりな時があって、びっくりすることがあります。
さて、今月21日の日経新聞電子版「定年楽園への扉」に掲載された
「定年後に起業できる人、できない人」という記事を興味深く読みました。
定年後、退職金を原資に、起業される方も多いと思いますが、
経済コラムニストの大江英樹さんによると、
起業に明らかに「向いている人」と「向いていない人」がいるそうです。
そして、起業に向いている人の性格などを3つ挙げられていました。
1つ目は、好奇心が旺盛なこと。
2つ目は、何でも自分でやってみたいという気持ちの強い人。
3つ目は、変化を好む、つまりものごとを変えるのが好きな性格の持ち主。
なるほど、これらの条件が必要なのはよく理解できます。
そのほか、大江さんの次の言葉も目からウロコでした。
『ブルーオーシャン(競合相手がいない領域)戦略でもわかるように、
基本的にビジネスというものは競争をしてはいけない。』
一方、起業に向いていない性格の人は、この逆で、
1つ目は、変化を好まないこと。
2つ目は、何か物事がうまくいかなくてもじっと耐える我慢強さを持っていること。
3つ目は、何よりもバランス感覚の優れた人。
なぜこれらの性格の人が起業に向いていないのか、
大江さんは次のように説明されています。
『既存のフィールドにはないもので勝負しなければ
新しいビジネスはうまくいくのは難しいのですから
変化を好まないという性格は致命的です。
そして何かうまくいかない場合、サラリーマンであればじっと耐えて我慢していれば
誰かが打開してくれることもありますが、
自分一人で仕事をしていればそんな悠長なことはいっていられません。
さらに新しいビジネスは時として非常識な中から生まれてくるのですから、
バランス感覚が強いというのも起業にとっては邪魔です。』
私は、定年退職後に起業をしようという大それた考えは、
これっぽっちも持っていませんが、
変化を好まない保守的な私が、性格的にも起業に向いていないことが、
大江さんのコラムを読んでよく分かります。
ただ、起業するかどうかは別として、「何事にも好奇心を持って、
何でも自分でやってみたいという気持ちを持つ」ことは、
定年後の人生を豊かにするために、特に大切な心構えだと思いました。