しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

不安は自然なこころ

毎日曜日の日経新聞をいつも楽しみにしています。

というのも、読書好きの私にとって、

日曜版には、「リーダーの本棚」、「半歩遅れの読書術」、「この一冊」といった

「読書」に関する情報がたくさん掲載されているからです。

 

そして、もう一つ楽しみにしているのが、

「日曜に考える~ヘルス」の「ここの健康学」という連載です。

ここに書かれている内容を読むと、いつも「ほっ」とした気持ちになります。

 

ちなみに、先月31日の記事には、

「不安な気持ちは生き延びるための本能」だとして、

次のようなことが書かれていました。

 

『私たちは思いがけないことが起きた際、

 まずはよくない事態を考えて身を守ろうとする。

 これを専門用語では「ネガティビティ・バイアス」と呼ぶ。

 ネガティブな方向に偏った判断をする傾向という意味だ。

 こうすることで、私たちは太古の時代から生き延びてきた。

 それを、無理にポジティブに考えるようにするのは好ましいことではない。』

 

『大丈夫だから気にするなと安易に励まし、後で大変なことを招く場合も多い。

 大丈夫かどうかは、現実を確認して初めていえる。

 思いがけないことが起きて不安になるのは自然なこころの動きだ。

 同時に、何が起きているかを確認したい。』

 

自分自身のことを振り返ると、私は、基本的に「心配性」だと思います。

世間一般でいう「小心者」なのですが、

記事では、「よくないことを考えるのは、

無意識に自分を守ろうとする自己保存本能のようなものだ」との解説がありました。

 

そうなのですか…。「自己保存本能」と聞いて、ちょっぴり安心しました。

ただ、これからは、「何が起きているか確認する」作業も

怠りなく実行していきたいと思います。