子どもの頃に聞いた歌で、今でも口ずさめる歌があります。
そのひとつが「雪の降る街を」です。
雪の降る街を 遠い国から 落ちてくるこの想い出を この想い出を
いつの日かつつまん あたたかき幸せのほほえみ
なぜこの歳になっても記憶しているのか、
「YOMIURI ONLINE」の「名言巡礼」を読んで、その理由が理解できました。
この歌が生まれた経緯について、次のような解説があったからです。
『1951年12月26日放送のNHK連続ラジオ劇「えり子とともに」の最後に
1番だけ歌われ、好評を博したことから番組の中で何度か歌われた。
作詞は内村直也(1909~89年)、作曲は中田喜直(1923~2000年)。
その後3番まで詞が作られ、53年にシャンソン歌手の高英男がラジオで歌い、
レコード発売された。』
うん…?でも、ちょっと待てよ……。
1955年生まれの私が、どうして生まれる前の歌を知っているのかな?
と思って、ネットで検索してみると、NHK「みんなのうた」で、
1961年12月~1962年1月と1966年12月~1967年1月の2回、
放送されていることが分かりました。
おそらく、このどちらかで歌われたものが、
私の記憶に強烈にインプットされているのだと思います。
今になって気がつくのは、
NHK「みんなのうた」には名曲が多く存在するということです。
例えば、「ちいさい秋みつけた」、「手のひらに太陽を」、「かあさんのうた」、
「おお牧場はみどり」、「ドレミの歌」、「バラが咲いた」など……。
ところで、孫娘は今月25日に4歳と9か月になります。
我が家にやってくると、
ビデオに録画しておいたNHKの子ども番組を一生懸命見ています。
半世紀後に、孫娘の記憶に残る「歌」や「映像」はどんなものなのでしょう?
私と同じように、半世紀前の歌を口ずさむことがあるのかもしれません。