今日29日の日経新聞「キャリアアップ」欄に、
『変わる組織貢献「個性殺さずに」』というタイトルの記事が掲載されていました。
組織行動論などが専門の守島基博・一橋大学大学院教授によると、
『かつては「個性を殺して組織に慣れろ」というやり方が多かったけれども、
最近は各人のアイデアやスキル、個性が問われるようになっている』と
指摘されています。
そして、新しい職場に入る際の心がけとして、守島教授は、
①所属するチームがどのような組織で自分はどう貢献できるか考える
②自分を殺すのではなく積極的な提案などで貢献する
③常に自分を磨き組織に貢献できる基盤をつくる
の3つを挙げられていました。
私も、いよいよ来月1日から民間企業に再就職します。
その日が近づくにつれ、プレッシャーで胸が押しつぶされそうになりますが、
「公務員を退職した自分に何ができるのか」、
「どうすれば組織に貢献できるのか」を、いつも考えて働きたいと思います。
また一方で、同じ紙面では、デザイナーの佐藤オオキさんが、
『「頑張るほど視野は狭まる」ため、成功してやろうと力むのではなく、
肩の力を抜いて能力を出し切ることが肝心だ。』と述べられていました。
この季節に思い起こす俳句として、
高浜虚子の『春風に 向かいて歩く おもむろに』があります。
(うろ覚えなので、間違っていたらゴメンナサイ。)
還暦も過ぎて、気力体力も衰えがちですが、
私もここはひとつ、「肩の力を抜いて」……
そして、春風に向かっておもむろに歩いていきたいと思います。