月刊誌「TOPPOINT」の会員専用Web版に、
『一度は読んでおきたい古典的名著』として、
次の17冊が紹介されていました。
①幸福論(ヒルティ)、②後世への最大遺物・デンマルクの話(内村鑑三)、
③読書について(ショウペンハウエル)、④眠られぬ夜のために(ヒルティ)、
⑤呻吟語(呂新吾)、⑥ラッセル幸福論(ラッセル)、
⑦それでも人生にイエスと言う(フランクル)、⑧論語(孔子)、
⑨自助論(スマイルズ)、⑩君主論(マキアヴェッリ)、⑪菜根譚(洪自誠)、
⑭代表的日本人(内村鑑三)、⑮茶の本(岡倉天心)、⑯アラン幸福論(アラン)、
⑰武士道(新渡戸稲造)
これらの名著の題名を見て、
「TOPPOINT」が選定された本と、
私が持っている本が重なり合っていて、なんだかうれしくなりました。
①、②、④、⑤、⑧、⑨、⑩、⑪、⑫、⑭及び⑰の11冊は、
いつでも読めるように手が届くところに置いていますし、
⑦、⑮及び⑰の3冊は、本そのものは持っていないものの、
NHK「100分de名著」のテレビテキストを読んでいます。
ということで、私がその内容を知らないのは、
③、⑥及び⑬の3冊ということになります。
う~む、長く生きていると、
それだけ名著に巡り会える機会があるということが分かります。
そして、私が持っている本の中でも、折に触れて読む回数が多いのが、
④眠られぬ夜のために(ヒルティ)と⑧論語(孔子)の二冊です。
ヒルティの本は、私淑する安岡正篤先生が
その著書のなかで紹介されていたのを読んで購入したもので、
珠玉の名言が多く、安岡先生には大変感謝しています。
先ほどの「TOPPOINT」では、
「古典が外れのない名著」と言われる理由として、
次の二つがあげられていました。
一つは、幾多の読者の厳しい評価の眼にさらされた上で、
今なお高い評価を得ていること。
もう一つは、数十年、数百年の時を経ても色あせない、
普遍的な教訓が記されていること。
どちらもおっしゃるとおりだと思います。

- 作者: ヒルティ,Carl Hilty,草間平作,大和邦太郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1973/05/16
- メディア: 文庫
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