久しぶりに「参議院調査室作成資料」のWebサイトを覗いてみました。
すると、「立法と調査」第378号の「視点」欄に、
『還暦と省エネ』というコラムが掲載されていて、興味深く読みました。
『還暦を迎える頃になると定年退職の時期が迫ってくる。
退職後は年金支給開始年齢までの間は無収入となり、
預貯金を取り崩しながらの生活が待っている。
年金が支給されるようになっても、充実したセカンドライフのためには、
預貯金の取り崩しは避けられないのが現実であろう。
~(略)~
すでに退職された先輩と話す機会があるが、蓄えが減っていくのは非常に心細く、
将来に対する不安をかきたてるものらしい。
「下流老人」とか「老後破産」などという恐ろしい言葉を耳にすることも多い。
必要な出費は避けられないが、少しでも節約できる部分は節約して、
蓄えを減らさないようにしたいものである。』
う~む……、このお話し、実によく分かります。
私の場合も、現役時代に比べ、給料が極端に減った上に、
前年の所得に基づき課税される住民税が、思いのほか家計に重くのしかかります。
そのため、ついこの前に支給されたばかりの退職金が、
あれよあれよという間に減少していきます。
コラムにも書かれているように、蓄えが目に見えて減っていくのは、
非常に心細いものがあります。
そこで、コラムの筆者は、家計における支出の中で意外に大きい水道光熱費、
さらにその中でも約半分を占める電気代の、省エネによる節約を推奨されていました。
確かに、三人暮らしの我が家でも、電気代はかれこれの額になります。
先日来の猛暑では、なんとかエアコンを入れずに我慢したかったところですが、
中高齢者の三人にとっては、今度は逆に、熱中症の心配をしなければなりません。
結論としては、今頃になって、
もう少し計画的に貯蓄に励むべきだったと後悔しています。(トホホ……)