7月7日、七夕の今日は、母の命日です。
平成8年に亡くなってから、早いもので今年で20年が経過しました。
慢性気管支喘息の持病があった母は、
おそらく突然の発作で呼吸困難になり、息を引き取ったものと思われます。
20年前の7月7日の未明に、
隣の部屋で寝ていた父が、母の異変に気がついたときには既に手遅れだったようです。
私は当時、勤務地の八幡浜市に在住していて、
父からの悲痛な電話を受けたのを、昨日のことのように思い出します。
母が亡くなってから、ずっと消えない後悔は、
死に目に会えず、最期の会話を交わすことができなかったこと……。
このことについては、いつの日か、あの世で母と再会したときに、
積り積もった話をしようと思っています。
そして、もう一つ残念なことは、
私の孫娘、母にとっては曾孫娘に会わせることができなかったこと……。
当時、小学5年生だった私の娘を、目に入れても痛くないほどかわいがっていた母。
今生きていれば、もっともっと私の孫娘をかわいがっていたと思います。
さらに、最近しみじみ思うことは、
母が亡くなってからの20年間、父は父なりに、よく頑張ってきたということです。
私達夫婦と今の家で同居するまでの約8年間、父は一人暮らしを経験しました。
そして、それよりもさらに頑張ってきたのは私の妻でしょうか…。
時には父にボロクソに言われながら、
頑固で融通の利かない父の面倒をよくみてくれたと思います。
長男の妻に嫁いでいなければ、これほど苦労することもなかったと思うと、
面と向かっては言えないけれど、実は心の中ではとても感謝しているのです。
その私も、母が亡くなった歳である62歳に近づいてきました。
書きかけの「エンディングノート」が充実したものとなるように、
残りの貴重な人生を、できる限り大切に生きて行こうと思っています…。

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