『おととい、61歳で死去。あまりにも早い人生の引き際だった。』
『余りに早いその死に多くのファンが言葉を失ったのではないか。
ウルフの戦う姿や軌跡に、自分の人生や夢を重ね、声援を送ったからでもあろう。』
今の私の気持ちを代弁してくれるかのように、
それぞれ上述のように書かれていました。
大相撲で史上3位の優勝31回を誇り、
昭和から平成にかけて一時代を築いた元横綱千代の富士の九重親方が、
先月31日に、膵臓がんのため東京都内の病院で逝去されました。
61歳だったそうです。
う~む、返す返すもこの悲報は、私にはとてもショックでした。
というのも、九重親方と私は、同じ1955年、昭和30年生まれの同学年なのです。
どちらかというと虚弱体質の私ならともかく、
「鍛え抜かれた腕力」、「均整のとれた筋肉質の体格」の持ち主であった九重親方。
健康そのものに思えた九重親方も、やはりガンという病魔には勝てなかったようです。
私の中の「昭和」が、また一つ消えてしまいました……。
8月に入り、庭のセミの鳴き声も、ツクツクボウシの声が混じるようになりました。
人も季節も確実に去っていく……。
心なしかその声も私には寂しげに聞こえてきます……。