日経新聞電子版に掲載された
『どうした50代 このままではゆでガエルだ』という記事を興味深く読みました。
その記事の冒頭は、次のような文章で始まります。
『「ゆでガエル世代」ーー。日経ビジネスは、今の50代をこう命名する。
50代の読者にとっては、不愉快な話だろう。
しかし、現状を冷静に分析すれば、そう指摘せざるを得ない。
カエルは熱湯に放り込むと驚いて飛び出すが、
常温の水に入れ徐々に熱すると水温変化に気が付かず、ゆで上がって死んでしまう。
この寓話はまさに、今の50代、とりわけ多くの男性の会社人生にそっくりだ。』
これ以降に書かれている記事の内容は省略しますが、
記事を読んで初めて知ったのは、1955年生まれの私の世代が、
「ポパイ・JJ世代」と定義されていることです。
う~む……、よく分からないけれど、両方とも雑誌の名前から命名しているのかな?
とても気になって、ネットで調べて見ると、
「世代論の教科書」という本で、具体的に定義されているみたいです。
その本を紹介しているサイトによると、
1952年~1960年生まれの「ポパイ・JJ世代」の特徴等は、
概ね次のようなものでした。
・時代背景
女性の社会進出(ウーマンリブ)
・特徴
人生はエンジョイするものという考えが強い
表面的にはクール、シラケ
自分は自分、他人は他人という価値観、他者に理解有り
・消費・文化の背景
初のブランドブームが起こる
ライフスタイルは音楽とともに(ユーミンとサザンが特徴的)
オタク第一世代
う~む……、これにはまいりました。とても鋭い分析です。
ですが、どちらかというと、
「ポスト団塊世代」と呼ばれる方が私には親近感があります。
団塊世代の圧倒的なパワーが嵐のように過ぎ去った後で、
私たち世代は、シラケてしまった部分が多かったように思うのです。
また、その一方で、
高度経済成長の恩恵を受けて育った、「幸運な世代」であるとも思っています。
(これからの余生が、果たしてどうなるかは分かりませんが……。)