しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

表現できない感情

今朝、仕事の出勤前に、リオ・パラリンピック

競泳男子100メートル決勝戦をテレビで観ました。

その決勝戦では、木村敬一選手が

今大会2個目のメダルとなる銅メダルを獲得しました。

立派な成績に頭が下がる思いです。

 

木村選手に限らず、各国の選手は、

視覚に障害のあることを全く感じさせない、力強く、躍動感溢れる泳ぎでした。

一つだけ違っていることを挙げれば、ロープに接触する選手がいたことで、

真っすぐに泳ぐことがいかに困難かということが、この私にも理解できました。

 

そして、テレビを観ながら、私は「何とも表現できない感情」を抱きました。

それは、この競泳競技だけでなく、身体になんらかの障害を持った方が、

世界の強豪を相手に挑戦するという姿勢と気持ちを、

いつ、どのようにして得ることができたのかという疑問のほか、

パラリンピックのアスリートにあって、

私に欠けているものは何なのかという疑問……。

 

「強靭な肉体」は別として、「崇高な精神」なのか、「不屈の魂」なのか、

「志の高さ」なのか、それとも……。???

その欠けているものが「言葉」として表現できない「まどろこしさ」こそが、

「何とも言えない感情」の正体であったように思います。

 

リオ・パラリンピックに出場するまでの、各選手の困難な道程に思いを馳せる時、

些細なことで日々悩んでいる自分が、とてもちっぽけな存在に思えてきました。