今日は、午後から思い付いて、映画を観に行ってきました。
といった豪華俳優が出演する「怒り」という映画です。
大竹しのぶさん主演の「後妻業の女」か、
どちらを観ようか迷いましたが、結局、「怒り」にしました。
究極の状態で、「人を信じること」や「人から信じられること」の難しさを、
とことんまで考えさせられた映画でした。
また、俳優さんたちの演技は、それぞれ真に迫るものがありましたが、
特に、渡辺謙さんの演技は、さすがと思わせるものがありました。
あまり目立たない役柄なのに、原日出子さんの演技も味わい深いものがありました。
「Shall we ダンス?」の名演技を思い出します。
そして、映画のなかで、特に印象に残ったセリフは、
「大西直人」(綾野剛)と養護施設で兄妹のように育った
「薫」(高畑充希)という女性が言った、
『本当に大切なものは、増えるのではなく、減っていく』
というものでした。聴いていて、ちょっと目頭が熱くなりました。
さて、以前もこの日記に書きましたが、
還暦を過ぎてから、シニア割引の1,100円で、
映画を鑑賞できるようになりました。
私にとっては、とても有難い特典なので、
これからも月一回ぐらいのペースで映画を観に行きたいと思っています。
良き本に出合える読書も人生を豊かにしてくれますが、
良き映画に出合えた時の喜びも、また格別なものがあります……。