私が先日観た「怒り」について、
映画好きな大学のM先輩から、評価のメールをいただきました。
結論から言うと、M先輩の評価は「失敗作」という手厳しいものでした。
M先輩曰く、
・「怒り」ではなくて「疑う」という題名の方がよい。
・ひとつひとつの場面は、いい加減な作りではなく、
豪華キャストで最後までしっかり見せてくれるが、繋がりが良くない。
このほか、メールには、次のような具体的な指摘も書かれていました。
・青年が森山未来を殺してしまう過程がよく分からない。
・広瀬すずが島に行き海岸を歩くシーンは、もっと希望に満ち、
観客は「よかったな~」と涙が出てくるようなシーンでないと。
・渡辺謙の家族の話も✖。松山ケンイチを帰宅させる最後のシーンも感動なし。
・妻夫木君と綾野剛君の話もどこに「怒り」があるのか分からない。
彼らの「怒り」何なのか映画では分からない。
う~む……、なるほど。
確かに、言われてみれば、そのとおりのような気がしてきました。
私の映画の鑑賞能力は、まだまだ未熟のようです。
そして、M先輩は、映画を観る直感的な評価視点を私に伝授してくれました。
たとえば、
・他の人生に触れる
・心が動く
・爽やかで切ない、でも明日に繋がる
・勇気が湧いてくる
・もう少し頑張ろうと思う
・生きていて良かったな~と思う
・心に残る音楽に出会える などなど……。
このメールに限らず、M先輩とお会いしてお話しをすると、
常に人生に前向きで、こちらも勇気と元気をいただいています。
初対面からまだ数か月ですが、
暖かく指導して頂ける先輩を持てたことを大変有難く思っています。