しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

漢字の特性を生かす

住友生命保険が、今年の世相を4文字で表現する

創作四字熟語」の計50作品を発表しています。

住友生命保険のHPでは、次のような紹介文がありました。

 

『今年は、リオ五輪でのアスリートの活躍はもちろん、

 大リーグでの偉業達成やプロ野球日本シリーズの盛り上がりなど、

 スポーツへの関心が高い年となりました。

 また、東京五輪築地市場移転の問題、爆発的な人気となったゲーム・動画など、

 さまざまな世相を反映した秀作が入選しています。』

 

ちなみに、優秀作品10編のうち、私のお気に入りは次の二つです。

・「GO夢中」(ゴーむちゅう、五里霧中)

 ⇒「ポケモンGO」にたくさんの人がはまった。

・「新都多難」(しんとたなん、前途多難)

 ⇒小池都政、東京五輪豊洲移転問題で前途多難。

 

う~む……。(感嘆)

毎年のことではありますが、柔軟な発想力に感心することしきりです。

ところで、今日18日の朝日新聞天声人語」も、

この「創作四字熟語」に関するもので、

コラムニストの方の、次のような四字熟語が紹介されていました。

 

『最後に、筆者が11月以降のニュースで練ってみた。

 まさかのトランプ氏当選。かの国を真っ二つに引き裂く米大統領選は

 「暴語米断(ぼうごべいだん)」の様相を呈した。

 国会ではカジノ法が特急で成立した。

 「賭損之苦(とそんのくるしみ)」が広がらぬよう祈るばかり。』

 

お見事な出来栄えだと思います。(拍手)

あっ、そうそう、そういえば、

昨日17日の朝日新聞「折々のことば」は、政治学者・宮田光雄さんの

『権力者がジョークの流布を見逃すことができるなら、

その権力は、あきらかに安定している』という言葉でした。

 

なんだかんだといいながら、

ジョーク」や「ユーモア」が通用する「国」と「時代」に生きていることは、

とても幸せなことだと思います。