岡本全勝・福島復興再生総局事務局長が、今月28日のブログで、
今月23日付け日経新聞「読み解き現代消費」に掲載された
『キレる高齢者 脳トレで感情抑えて』という記事を紹介されていたので、
私もさっそく読んでみることにしました。
岡本局長のブログとも重複しますが、自らを省みるために、
私の日記にも、この記事を書き残しておこうと思います。
『最近、涙もろくなったと訴える中高年が多い。
~(略)~
高齢者だけでなく、50代からも似た話が出るのは意外に思えるが、
年を取ると涙もろくなるのは、感情移入しやすくなったのでも、
感受性が豊かになったのでもない。大脳の中枢の機能低下が真の理由だ。
「背外側前頭前野」と呼ばれる部位が脳全体の司令塔となり、
記憶や学習、行動や感情を制御している。
涙もろくなったのは、この部位が担っている感情の抑制機能が低下したからだ。
最近は「キレる高齢者」も目立つ。
携帯電話店で若い店員に突然怒鳴り始めたり、
駅や病院で暴言を吐いて乱暴に振る舞ったりする高齢者を時々見かける。
2016年版「犯罪白書」によれば、
20年前と比べて高齢者の「暴行」は49倍に増加している。
こうした「暴走老人」の増加も、背外側前頭前野の機能低下により、
感情を抑制できない高齢者が増えたためだ。
この部位の中核機能の一つに「作動記憶」がある。
これは短時間に情報を保持し、処理する能力で、その容量は加齢とともに減少する。
これが感情の抑制機能を低下させるのだ。
高齢になって涙もろくなる人と怒りっぽくなる人には
共通の背景があることを、中高年の方には知っていただきたい。』
う~む、なるほど……。
私も最近、懐メロを聴いては涙し、小説や新聞を読んでは涙し、
すっかり涙もろくなったと自覚していましたが、
これは感受性が豊かになったのではなく、脳の機能低下が理由だったのですね…。
そして、もうひとつの「怒りっぽくなる」については、
私自身は、今のところ「そこまでひどくはない。」と思っています。
ただ、私もいつ「暴走老人」になるか分かりません。(その素質は十分あります。)
ですから、キレそうになったら、この記事のことを思い起こそうと思います。
いや、それよりもこの記事は、
「キレる」妻に是非読んでもらう必要があります。(苦笑)