しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

キャッシュレス社会という未来図

今日30日の朝日新聞天声人語」を読んで、

スウェーデンでは、キャッシュレス社会がほぼ実現していることを知りました。

コラムには具体的に、次のようなことが書かれていました。

 

『日本なら1万円札、米国なら100ドル札。

 高額なお札から段階的に廃止し、最後は紙幣をなくすべし。

 そんな刺激的な提案が、

 米ハーバード大学教授ケネス・ロゴフ氏の新刊『現金の呪い』にある。

 現金を大幅に減らせば、犯罪や脱税がやりにくくなると訴える。

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 カード決済ばかりになれば、現金払いで税金をごまかすのも難しくなる。

 そんなキャッシュレス社会は可能なのか。

 スウェーデンではほぼ実現しているとの記事が、先日の経済面にあった。

 カード払いが隅々まで広がり、

 「現金お断り」を掲げるパン屋があるというから驚く。

 現金を受け入れない銀行窓口も多く、

 「現金を使う権利」を求める運動まで起きているという。

 スウェーデンは欧州で最初に紙幣を発行した歴史を持つ。

 何事にも合理的なこの国らしい割り切りは、世界の未来図なのか。

 国内総生産に対する現金の割合は、1.7%まで低下した。』

 

いゃあ~、びっくりしました。

紙幣や硬貨に61年間も慣れ親しんだ私には、現金がない社会なんて信じられません。

コラムニストの方も、先ほどの文章に続いて、次のように書かれていました。

 

『その割合が2割近くあり、現金主義が強いのが日本である。

 それでも気がつけば、コンビニのお菓子一つに電子マネーを使っている。

 無現金社会となったこの国を想像してみる。お年玉の習慣はどうなるのだろう。

 ご祝儀に新札をそろえる心づかいは。

 タンスの奥のへそくりも、存在を許されなくなるか。

 何だかさびしいと感じるのは、まだ紙のお金に心がとらわれているせいだろうか。』

 

う~む、コラムニストご指摘のとおり、

確かに私も、コンビニの支払いには「nanaco」などを使っていて、

財布の中をのぞくと、紙幣よりもカードの枚数の方が多いことがあります。(苦笑)

そこで思いついたのは、いっそのこと

マイナンバーカードに電子マネー機能を付加してみてはどうでしょう?

これなら、カード1枚でキャッシュレス社会が実現するような気がしますが……。

 

ちなみに、今月11日の第7回経済財政諮問会議に提出された総務省

「地域経済応援ポイントの導入等による消費拡大方策」や

マイナンバーカード利活用推進ロードマップ」などの資料を見ると、

意外と早くキャッシュレス社会が訪れるかもしれないと思いました。