しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

多用されるフレーズ

報道によると、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡って、

安倍首相は国会審議で「印象操作」という言葉を連発し、

野党側の質問に正面から答えない場面が繰り返されたとのことで、

このところ、安倍首相がこのフレーズを使う姿が目立っているようです。

 

私は、この「印象操作」という意味がよく分からなかったのですが、

昨日7日の朝日新聞一面コラム「天声人語」に、次のような解説がありました。

『 ~(略)~ どこから来た言葉なのか。社会学事典に手がかりがあった。

 アービング・ゴフマンなるカナダ出身の社会学者が

 1950年代に提唱した概念という。人のふるまいを演劇ととらえ、

 人は観客を意識して自分の印象を管理していると説く。

 社会学の世界では広く知られた研究者だという。

 印象操作を論じた主著『行為と演技』を読む限り、

 彼の語法には、何かをねじ曲げたり、

 だれかをおとしめたりするような攻撃的な含意は感じられない。』

 

ふ~む…。よく分かったような、よく分からないような??

そして、先ほどのコラムは、次のように続きます。

『どうにも好きになれない言い回しではある。

 それでも年末になれば新語流行語の賞に選ばれる予感がする。

「忖度(そんたく)」とどちらが上位に来るだろうか。』

 

好きになるかならないかは別問題として、

私もこのフレーズが、「忖度」とともに、

今年の流行語大賞の候補に選ばれることは、ほぼ確実ではないかと思います。

ところで、この「印象操作」というフレーズを、

我が家の奥様との会話のなかで応用できないか、頭の体操をしてみました。

その結論は……、

我が家では絶対通用しないフレーズであることは間違いありません。(苦笑)