報道によると、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡って、
安倍首相は国会審議で「印象操作」という言葉を連発し、
野党側の質問に正面から答えない場面が繰り返されたとのことで、
このところ、安倍首相がこのフレーズを使う姿が目立っているようです。
私は、この「印象操作」という意味がよく分からなかったのですが、
昨日7日の朝日新聞一面コラム「天声人語」に、次のような解説がありました。
『 ~(略)~ どこから来た言葉なのか。社会学事典に手がかりがあった。
1950年代に提唱した概念という。人のふるまいを演劇ととらえ、
人は観客を意識して自分の印象を管理していると説く。
社会学の世界では広く知られた研究者だという。
印象操作を論じた主著『行為と演技』を読む限り、
彼の語法には、何かをねじ曲げたり、
だれかをおとしめたりするような攻撃的な含意は感じられない。』
ふ~む…。よく分かったような、よく分からないような??
そして、先ほどのコラムは、次のように続きます。
『どうにも好きになれない言い回しではある。
それでも年末になれば新語流行語の賞に選ばれる予感がする。
「忖度(そんたく)」とどちらが上位に来るだろうか。』
好きになるかならないかは別問題として、
私もこのフレーズが、「忖度」とともに、
今年の流行語大賞の候補に選ばれることは、ほぼ確実ではないかと思います。
ところで、この「印象操作」というフレーズを、
我が家の奥様との会話のなかで応用できないか、頭の体操をしてみました。
その結論は……、
我が家では絶対通用しないフレーズであることは間違いありません。(苦笑)