昨晩は寝苦しい夜となりました。
私はエアコンの冷気が苦手なので、 寝床につく際にはそのスイッチを切って、
代わりに窓を少し開けて眠りにつきます。
ところが昨晩は、暑くて夜中に何度も目が覚めることになり、
気になって温度計付きの時計をのぞいてみると、なんと30℃近くもありました。
う~む、ビックリ……。 その後は、明け方まで寝床で悶々としていました。
ところで、昨日のこの日記では、進化する人工知能(AI)のことに触れましたが、
久しぶりに日経新聞「経営者ブログ」を読んでいると、
AIそのものではありませんが、インターネットがもたらすカルチャーについて、
鈴木幸一・IIJ会長が次のように述べられていました。
『インターネットが変える、その先の社会や人が、どうなるかを考えると不安になる。
自分が育てられてきた文化そのものが、
その基盤から変わってしまうのではないかと。
膨大なデータの収集・解析がリアルタイムで処理される時代はもう目の前である。
一方で人間の記憶の外部化はすごい速さで進展している。
すべての産業も、この技術革新の流れの上で変容していく。
この分野で日本が後れを取っており、
抜本的な対策を考えない限り難しいと主張しているのが、生身の人として考えると、
記憶の外部化から感性の変化まで、なんだか不安になるのだから矛盾している。
インターネットがもたらすカルチャーは、産業革命がもたらした変化や、
グーテンベルクの革命以上に、
人間の本性すら大きく変えてしまうものかも知れないと、
昨今は、ますます考え込んでしまうのである。』
「インターネットがもたらすカルチャーは、
人間の本性すら大きく変えてしまう」というご指摘は、
確かに言われるとおりかもしれないと思っていたところ、
先週土曜日の日経新聞「リーダーの本棚」で、
『1つの権威、時代が壊れる時はこんな形で崩れていくのかなあと。
人間のやることはいつの時代も一緒だと感じる。
知恵が付いたようでも、やっていることはいつも同じだ。』
とおっしゃっていたのを思い出しました。
こちらも、言われてみればそのとおりで、
いくらAIやインターネットが進化しても、
「人間の営みや本性というのは変化しないのではないか」とも思いました…。
一体、どちらが正解なのかしら……?