台風5号が近づいているようで、
こちらはジトジトとした湿った風が吹いて、
体感温度としては、とんでもない暑さを感じた一日でした。
この暑さで身体には相当な負荷がかかつているはずなのですが、
薬が効いているせいか、おかげさまで、めまいの発作が起きることはありません。
さて、今日5日の日経新聞「マネー&インベストメント」欄に、
『働くシニアの年金心得』という記事が掲載されていました。
記事によると、豊かな老後を送るには長く働いて収入を得るのが効果的で、
かつ、公的年金の知識も欠かせないとのことで、
60歳以降も厚生年金に加入して働く主な利点が、次のように整理されていました。
・将来リタイア後に受け取る年金額が増える
・亡くなったときに遺族が受け取る遺族厚生年金が増える
・加入期間中に障害を負った場合、障害厚生年金を受け取れる
・配偶者が60歳未満で第3号ならその保険料負担は生じない
(働く本人が65歳になるまで)
う~む、なるほど……。そういう仕組みなのですか……。
私は、正直なところ、気力・体力ともに、かつてのような自信がなく、
今すぐでもリタイアしたい衝動にかられますが、
自身や家族の将来のことを考えると、安易にリタイアするのは得策ではないようです。
そんな弱気な私の、今現在の「心の支え」となっているのが、
スイスの哲学者、カール・ヒルティの、「幸福論」のなかの次のような言葉です。
『ひとの求める休息は、まず第一に、肉体と精神とをまったく働かせず、
あるいはなるべく怠けることによって得られるのではなく、
むしろ反対に、心身の適度な、秩序ある活動によってのみ得られるものである。
人間の本性は働くようにできている。
だから、それを勝手に変えようとすれば、手ひどく復讐される。』
『ひとを幸福にするのは仕事の種類ではなく、創造と成功のよろこびである。
この世の最大の不幸は、仕事を持たず、
したがって一生の終わりにその成果を見ることのない生活である。』
はぃ、分かりました。公的年金のことはともかくとして、
おっしゃるとおりに、もう少し、頑張ってみることにします……。