今日13日の愛媛新聞「ふるさと伝言」は、
ギフトコンシェルジュ・裏地桂子さんの執筆による
『人も故郷も歳を重ねて』というタイトルのコラムでした。
裏地さんは、帰省した実家や周囲の街並みが歳月を経て、
幼いころに見たのとはどこか違って見える、と述べられたうえで、
次のように書かれていました。
『子ども時代は土地も街もずっと不変で、
普遍的な価値を持つものだと思い込んでいました。
ですが、その価値や魅力は時代や情勢によって変化します。
人間の見方も変化するものなんですね。
視点や物差しが変わるというイメージでしょうか。』
先日、大阪天王寺を訪れた際、子どもの頃、
両親に天王寺動物園に連れて行ってもらったことを思い出しました。
今でもその動物園はあるのでしょうか……?
その当時、私に見えた天王寺という街の風景は、どんなものだったのでしょう?
まさか、高層ビルが建つ街に生まれ変わるとは、夢にも思わなかったでしょうね。
さて、その大阪旅行の疲れを癒すため、
今日は、自宅近くの海岸沿いに立地する、漢方薬草湯「元気人村」に行ってきました。
最近、外装をリニューアルして、ご覧のような建物に生まれ変わりました。
新しく露天風呂もできて、その露天風呂から間近に海と砂浜を見ることができます。
今日は、水上ボートを楽しむ人や、海で泳いでいる人がいました。
この見慣れた風景も、子どもの頃とはずいぶんと様変わりをしています。
裏地さんの言われるように、たぶん、子どもの頃の私は、
この風景がずっと変わらずに続くものだと思っていたのでしょうね……。