しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

薬草湯に身を浸す

今日未明には雷が鳴って、大地を叩きつけるような激しい雨が降りました。

その音に目を覚ました私は、田中角栄元首相の辞任の言葉、

「一夜、沛然として大地を打つ豪雨に心耳を澄ます思い…」を思い出しました。

 

さて、今月15日の終戦の日に放映されたNHKスペシャ

『戦慄の記録~インパール』をビデオで見ました。

「陸軍史上最悪」とされる「インパール作戦」については、

『失敗の本質~日本軍の組織論的研究』(中公文庫)を読んで、

ある程度の知識はありましたが、放映された内容は、それ以上に衝撃的なものでした。

番組のなかでも特に印象に残ったのは、番組の最後に放映された、

牟田口廉也・第15軍司令官に仕えた部下将校の方の、次のような手記の言葉でした。

『生き残りたる悲しみは 死んでいった者への哀悼以上に深く寂しい。

 国家の指導者層の理念に疑いを抱く。

 望みなき戦いを戦う 世にこれほどの悲惨事があろうか。』

 

「決して忘却してはならない悲劇の記憶を、未来へと継承していく」

番組HPにはこのように書かれていましたが、

その言葉を裏切らない、価値ある番組だったと思います。

 

そして、この番組を見終わった後、午後5時過ぎから

漢方薬草湯「元気人村」に行ってきました。

今日ようやく、薬草湯の壁面パネルに書いてある、次の言葉を覚えて帰りました。

『健康づくりはわが身に感謝といたわりの心。

 加えて人に優しく、明るく笑ってくよくよせず、好き嫌いなく腹八分、

 よく働きよく遊び、怒りと憎しみ、悲嘆の心こそ大敵なり。

 月に2度、3度、美しい伊予灘の薬草湯に身を浸せば、これに適うことなし。』

 

下の写真は、湯上りに撮った夕日です。今日の日没は、午後6時44分……。

お風呂から出た後が、ちょうど日没前の時間でした。

未明の豪雨と紅い夕陽という、対照的な一日となりました。

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