しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

台風一過の雑感

台風一過の今日、敬老の日は、少し蒸し暑かったものの、よく晴れて透き通るような青空が広がりました。

下の写真は、「エミフルMASAKI」とその上空の雲一つない青空を、買い物帰りに撮ったものです。

また、もう一枚の写真は、町内のほぼ中心部を流れる「長尾谷川」を撮ったものです。

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さて、昨日は、夕方から雨の降り方が激しくなってきたところ、

ご覧の長尾谷川や周辺水路が氾濫しそうなので、避難所を松前小学校などに開設した旨の放送が、

町防災行政無線から聞こえてきました。(激しい雨音で少し聞き取りにくかったですが‥‥。)

えっ‥‥? 避難所開設? 

災害の少ないこの町で、避難所が開設されたのは初めてのように思っていたところ、

今度は携帯電話に、「重信川の出合(松前町)付近で水位が上昇し、

避難勧告等の目安となる「氾濫危険水位」に到達しました。堤防が壊れるなどにより

浸水のおそれがあります」という内容のエリアメールが送信されてきました。


それとほぼ同時に、先ほどの町防災行政無線からは、重信川長尾谷川の周辺地区住民に、

避難勧告が発令された旨の放送がありました。

これ以降、我が家でも俄かに緊迫度が増してきました。

一級河川重信川の堤防が決壊するとなると、そこから遠く離れた我が家でも浸水のおそれがあります。

事実、亡き祖母からは、「昔、重信川の堤防が決壊し、ここまで水が押し寄せてきた」という話を

私は幾度も聞かされています。

それから慌てて、ろうそくや懐中電灯を用意し、飲料用のペットポトル数本を2階に持って上がりました。

幸いにして、その後は雨脚も弱まり、これといった被害もなく、避難勧告も次々に解除されましたが、

台風に伴う暴風雨の怖さを改めて思い知った一日でした。


町役場や警察・消防など関係者の皆さんは、この三連休に災害対策のお仕事、大変お疲れさまでした。

夜間に、しかも雨が降りしきるなかでの避難勧告発令の判断は、難しかったのではないかと拝察します。

台風18号は、全国各地に大きな爪痕を残しながら、列島を縦断して去っていこうとしています。

被災された皆様には心よりお見舞いを申し上げ、一刻も早い復旧をお祈りします。