休日明けの今日は、凍えるような寒さとなりました。
まるで季節が一か月、先に進んだような一日でした。
ところが、この寒さにもかかわらず、県庁の建物に間借りしている私の職場は、
今日も暖房が入りませんでした。老体には厳しい職場環境です。(トホホ‥)
さて、昨日の朝日新聞デジタル版に掲載された
『(平成経済)第1部・グローバル化と危機:4 つぶれないはずの大手が』という記事に、
「う~む、なるほど‥‥」と、納得した記述がありました。
大手金融機関の「不倒神話」が崩壊したのは1997年11月でしたが、
日本の長期停滞を引き起こした金融危機から20年たっても、
負の影響はいまも続いていてることについて、小林慶一郎・慶応大教授が、
「90年代は、いまの日本が抱える財政悪化や人口問題への対応を本来すべきだった。
しかし、バブル後の景気対策や金融危機対応に追われて、できなかった」
と述べられてたのが、その該当の箇所です。
記事でも指摘しているように、国の借金は90年代以降ふくらみ続け1千兆円を超えましたし、
合計特殊出生率が「ひのえうま」という特殊要因により過去最低であった
1966(昭和41)年の合計特殊出生率1.58を
下回ったことが判明した「1.57ショック」は、1990年(平成2年)という年でした。
「なすべきことをなさなかった」のか「なすべきことをなすことができなかったのか」‥‥。
いずれにしても、このことが日本の長期停滞の真因だったのですね。納得しました。