しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

またまた「保守」を考える

昨日のこの日記で、職場に未だ暖房が入らないことを嘆いたところ、

なんと今日から暖房が入るようになりました。ひょっとして、民の声が天に届いたのかしら‥?(苦笑)


さて、仕事から帰宅して日経新聞電子版に目を通していると、

安倍首相が「保守」の持論を展開したという、次の内容の記事に目が留まりました。

安倍晋三首相は21日、参院本会議の代表質問で「保守」の定義について持論を展開した。

 保守とは「イデオロギーではなく、日本に自信を持ち歴史を見つめ直そうとする姿勢だ」と指摘。

 「保守と改革は矛盾しない。守るために変えるべきこともある」とも強調した。

 民進党の大塚耕平代表の質問に答えた。』


はぃ‥‥、「日本に自信を持ち歴史を見つめ直そうとする姿勢」とか、

「守るために変えるべきこともある」というのは、

私もそのとおりだと思いますし、とても分かりやすい表現だと思います。

また、「保守とはイデオロギーではない」という発言については、私も先月31日のこの日記で、

「かつての左翼とか右翼のように、今はイデオロギーにこだわる時代でないかもしれない」

と書いたところなので違和感はありません。

ところで、「安倍首相の持論」と記事には書かれていますが、

答弁の「たたき台」は誰が書いたのでしょうね?個人的にはすごく興味があるところです。


ただ、記事を読んで、政治学者の中島岳志さんが、

次のようなことを述べられていたことを思い出し、ちょっと複雑な心境になりました。

『「議論」というのは、「なるほどあの人が言っていることに理があるな」と思ったら、

 自分の意見を変えるという態度がないとできない。「保守」が考える「議論」とは、そういうものです。』


この点にもご留意いただき、国会での「丁寧な」説明と「建設的な」議論を、

一国民として、安倍首相と政府与党には期待したいと思います。