しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

歌は世につれ世は歌につれ

毎年恒例の「サラリーマン川柳」について、

今日16日の日経新聞には、次のような記事が掲載されていました。


第一生命保険は15日、「第31回サラリーマン川柳コンクール」の入選100句を発表した。

 サラリーマンらが応募した4万7559句から選出。

 時代を映し、思わず、ニヤリとしてしまう作品がそろった。

 「妻いない この日は朝から プレミアム」は

 政府が導入した「プレミアムフライデー」にひっかけて家庭内での夫の悲哀をにじませた。

 働き方改革が叫ばれるなか、「制度より 働き方は 風土から」など、

 ちょっと考えさせられる作品も。

 「電子化に ついて行けずに 紙対応」、「AIが 俺の引退 早めそう」は

 デジタル化の波についていけない中高年の嘆きを映した。

 「課長さん たまには部下にも 忖度(そんたく)を」など流行語を取り入れた作品も目立った。

 第一生命は3月16日までインターネットなどで人気投票を実施し、

 5月下旬にベスト10を発表する。』


この記事を読んで、私もさっそく第一生命保険サラリーマン川柳」のHPをのぞいてみました。

記事で紹介された川柳以外で、私が気に入った川柳は次のようなものでした。

「1日の 嫁との会話は 9秒台」

「減る記憶 それでも増える パスワード」

「言ったけど だれにに言ったか わからない」

「人生が 100年となり 大慌て」

「空き缶日 他の缶見て 格差知る」


いずれの川柳も、定年退職後に、肉体・精神の衰えや、

金銭面での心細さに直面している私にとっては、とっても切実感があります。

また、逆に、世間の皆さんも、同じような悩みや苦労を抱えていることを知って、

励まされるところもあります。

『歌は世につれ世は歌につれ』ということわざがありますが、

サラリーマン川柳」はまさに、このことわざのそのものだと思いました。