人事院が「平成29年度退職公務員生活状況調査の結果について」というレポートを公表しています。
このレポートは、国家公務員の定年退職者の就労・生活状況を3年ぶりに調査したもので、
結果の主なポイントは次のようなものでした。
・約8割が定年退職後も働きたいと思ったと回答
・何歳まで働き続けたいと思ったかについて、「65歳」と回答した者が約6割、
65歳以上と回答した者の合計が約8割
・約9割が仕事に就いており、そのうち約8割の就労先は「国の機関の再任用職員」
・民間企業等で就労している者はフルタイム勤務が約8割であるのに対し、
国の機関の再任用職員として就労している者はフルタイム勤務が約5割
・今後の生活についての不安に思うこととして多かった回答は、
「自分の健康」、「家族の健康や介護」、「日常の生活費などの家計」であり、いずれも約7割
・今後の公務の高齢者雇用制度として「定年年齢の引上げ」が適切と回答した者が約8割。
そのうち約8割が適切と考える定年年齢は「65歳」と回答
う~む、なるほど‥‥。
働き続けたいと思う年齢が「65歳以上と回答した者の合計が約8割」だなんて、
さすがに国家公務員OBの方は志が高いのですね。(決して皮肉ではありません。)
不心得者の私は、宝くじが当たれば、今すぐにでも仕事をやめたいと思っています。
その一方で、「国の機関の再任用職員として就労している者はフルタイム勤務が約5割」
という結果は意外でした。もっと多いと思っていました。
そして、今後の生活の不安について多かった回答が、
「自分の健康」、「家族の健康や介護」、「日常の生活費などの家計」というのは、
私もまったく似たような状況で、皆さんが同じことを不安に思っていることを知り、
「同類相憐れむ」ではありませんが、少し気持ちが楽になりました。
定年退職後は、「健康」と「介護」と「お金」が課題であることが、しみじみ理解できます。