しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「やるべき」ではなく「やりたい」へ

今の季節は、二十四節気の「小満」ですが、

今日から七十二候の「麦秋至る(むぎのときいたる)」(5/31~6/5)が始まります。

「暮らし歳時記」のHPには次のような解説がありました。

『麦の穂が実り始める頃。「秋」は実りの季節を表し、穂を揺らす風は「麦の秋風」』

う~む‥‥? 

裸麦の産地である我が町・松前町では、もうとっくに刈り取りが終わっているのだけど‥‥。


さて、今朝、NHKニュース「おはよう日本」の「おはBiz」で、

関口博之キャスターが、経団連の新会長に就任する中西宏明・日立製作所会長に、

「日本経済の成長ビジョン」などについてインタビューされていました。

そのなかで、印象の残った中西会長の言葉が二つありました。


一つは、日本経済の成長に何が必要かについて掲げたキーワード、

「Society(ソサエティー)5.0」という言葉です。

「狩猟社会に始まり、農耕、工業、情報と来て、それに次ぐ5番目の新しい社会を示し、

ビックデータやAIなどのデジタル技術で社会の課題を解決し、暮らしを豊かにしよう」

というビジョンだそうです。


二つ目は、日本経済に活力を生み出すビジネスパーソンに向けたメッセージ、

「should(やるべき)で考えるな、would(やりたい)で考えろ」という言葉です。

その意味するところは、次のようなものでした。

 ・「前向きに考えて」というと抽象的だが、仕事というのは次々出てくるから、

  やらなきゃ、という気持ちが累積するとだめになる。

 ・これをできるかできないかで、その人の人生が変わる。

  ぜひそういう発想に日本中がなるといい。


再び、う~む‥‥。私なんかは後ろ向きの義務感」で仕事をしている人間の典型だと思います。(反省)

それはさておき、中西会長のように、日本経済の成長ビジョンや自らの人生哲学・人生観を、

人前でスラスラと語れる人が、私にはうらやましい限りです。