今日5日の朝日新聞一面コラム「天声人語」は、「眠り」に関して書かれたものでした。
睡眠に悩みのある私にとって、とても参考になることが書かれていたので、
その全文を次のとおり、この日記に書き残しておこうと思います。
『先週来、体調がいま一つさえない。深夜や明け方にサッカー中継を見るせいだ。
日中、抗しがたい睡魔に襲われ、疲れが尾を引く。
にわか「夜更かし族」向けの処方箋(せん)はないものだろうか。
「2日間夜更かしをしても3日目で規則正しい生活に戻せば、体内時計はある程度修正されます」。
労働と睡眠の研究で知られる大原記念労働科学研究所の佐々木司・上席主任研究員は指摘する。
水曜を「ノー残業デー」とする会社が多いのもこの理由による。
月、火に残業しても水曜に早く帰れば大崩れを防げるという。
体内時計の狂いを小さくするカギは「アンカースリープ」だ。
船が海にアンカー(いかり)を沈めるように、夜のうちにわずかでも眠ることで、
リズムの乱れを最小限にする。
具体的には、午前0時から4時の間に最低2時間の仮眠をはさむのが大切という。
なるほど、どれも実践的な教えである。
病院や工場、小売りなど夜勤や宿直の伴う職場の「眠りの知恵」には学ぶところが多い。
とはいえ眠り方は古来、人それぞれだ。
極端な例で言えば、ダビンチは4時間おきに15分横になる独自の睡眠法を編み出した。
対照的なのはアインシュタイン。毎夜10時間以上眠り、一説にはかの相対性理論も
ベッドでひらめいたと伝えられる(立木鷹志著「夢と眠りの博物誌」)。
眠りも目覚めも、調べれば調べるほど奥が深い。日本が敗退したとはいえ、W杯はこれからが佳境だ。
眠りのアンカーをしっかり下ろし、熱戦を楽しみたい。』
う~む、なるほど‥‥。眠りは「アンカースリープ」が大切なのですね‥‥。
最近の私は、おかげさまで、夜中にトイレで目を覚ます回数が、1回で済むようになりました。
午後10時頃に眠りに入ると、だいたい午前0時から午前1時までの間に目が覚め、
トイレに行った後は再び眠りに入り、午前4時過ぎには目が覚めて、
午前5時の起床時間まで寝床でまどろむというのが「日常」になりました。
何事にも「ものぐさ」な私は、コラムに登場するアインシュタインのように、
毎夜10時間以上眠れるような毎日を送りたいです。眠れても何もひらめかないとは思うけど‥‥。