今日の日経新聞に掲載された「エネルギー日本の選択~北海道地震が問う危機(中)」の、
次のような記述を読んで、少し疑問と不安に感じることがありました。
『北海道は地価が安く、広い土地を確保できるため、
再生可能エネルギーを高値で買い取る制度(FIT)が始まった2012年以降、
メガソーラーの新設が相次いだ。
風況にも恵まれ、風力発電施設は国内の1割超が北海道に集まる。
17年末時点で道内の太陽光や風力の発電容量は合計160万キロワット前後と、
仮にフル稼働すれば道内の電力需要の半分をまかなえる計算だ。
地震直後、停電で電力変換装置などが壊れるのを防ぐための安全装置が働き、
太陽光や風力発電施設は送電を停止した。
北海道電は停電を解消するため、老朽化した発電設備を再稼働したり、
自家発電設備を持つ企業から電力をかき集めたりした。
一方、送電再開をなかなか認められなかったのが太陽光や風力。
天候で発電量が変動する「不安定電源」である点がネックとなった。
通常は太陽光や風力の発電量に合わせて火力発電の出力を調整して需給バランスをとる。
主力の苫東厚真火力発電所が停止した北海道電は
本州から電力を送る「北本連系設備」をフル活用したが、調整余力は限られた。
再生エネからの送電を再開すると天候などで出力が急低下した場合に対応できず、
再びブラックアウトになる恐れがあった。』
う~む‥‥。(沈黙)
我が家の屋根に太陽光パネルを設置してから、もうすぐ丸5年になります。
設置の際に、業者の方から聞かされていたのは、
地震等による停電時においても、太陽光パネルさえ壊れていなければ、
天気の良い昼間は、非常用コンセントから電気を供給できるとのことでした。
記事によると、今回の北海道地震では太陽光発電施設からの送電は停止したとのことでしたが、
家庭用の自立運転への切り替えには問題はなかったのでしょうか‥‥?
もしもの時に備え、もう一度、太陽光パネルの取扱説明書を熟読する必要がありそうです。