久しぶりに、経済コラムニスト・大江英樹さんの「定年楽園への扉」を、
今日の日経新聞デジタル版で読みました。
今回のタイトルは『自由楽しんでこそ定年生活~「べき論」には縛られない』というタイトルで、
次のようなことが書かれていました。
・最近、世の中には定年や老後について、
その考え方や対策などについて書かれた本がたくさん出ています。いわゆる「定年本」です。
読んでいて私は共通点があることに気付きました。
それは「老後の生活はこうしなくてはならない」とか
「定年後はこうあるべきだ」といった論調が目立つことです。
・何を仕事にするのか人によって様々であるように、
定年後の生活の仕方も人によって違うのは当然です。
あるやり方がその人に合っていたとしても、それが全ての人に合うわけではありません。
・では、一体なぜ多くの人がこうした「べき論」にとらわれるのでしょうか。
私が考える理由は2つあります。1つ目は定年後の生活は初めての経験だということです。
経験したことがないことに対しては誰でも不安な気持ちになるのは当たり前ですから、
何かにすがりたくなるものです。
結果として、誰かの成功体験を信じて自分も同じようにしたいと思いたくなります。
2つ目は自分がどんな生活をしたいか、
何をやりたいのかを全くイメージしないまま定年を迎えてしまうことです。
実際、多くの人がこのパターンに陥りがちです。
・「べき論」に縛られてしまうと、本来はやりたくないことでもやらざるを得ず、
無理をしてしまいます。
そんな生活は楽しくないし、満足のいくシニアライフになるはずがありません。
う~む‥‥。(沈黙)
このなかの、「自分がどんな生活をしたいか、
何をやりたいのかを全くイメージしないまま定年を迎えてしまう」という箇所は、
まるで私のことを書いていただいているみたいです。
大江さんは、「あくまでも自然体で臨めばいいのです。定年後の何よりの楽しみは
人に指図されることなく、自由にできるようになったということなのですから。」
とも述べられていました。
「自然体」ですか‥‥。でも、私には、これが意外と難しいのです・
あぁ‥‥、早くこのような「境遇」と「境地」になりたいなぁ~。