最近の韓国における「不可解・不可思議な出来事」を理解するうえで、
今日の日経デジタル版「スグ効くニュース解説」の、次のような解説が参考になりました。
『韓国の新大統領は前政権の否定から始まるといわれます。
人事権を握る大統領や青瓦台(大統領府)の意向に官僚は逆らえません。
韓国は保守と革新勢力が激しく対立しているうえ、
原則5年ごとに大統領が代わるため行政が安定しにくいという構造的な要因があります。
革新政権下で政府に代わって存在感を増しているのが市民団体や労働組合などの運動団体です。
朴槿恵(パク・クネ)大統領(当時)を弾劾・罷免に追いつめた
ろうそく集会の旗振り役も左派の団体でした。
文在寅(ムン・ジェイン)氏を9年ぶりの革新大統領に押しあげると
今度は圧力団体となって政権を突きあげています。「被害者救済」「名誉回復」を訴え、
インターネットやメディアを活用して瞬時に世論(民心)のうねりをつくりあげるため、
政府はおろか大統領や青瓦台でさえ容易に逆らえない“影の権力者"といえます。
国論が分裂しがちな韓国社会で「反日」は世論がまとまりやすいテーマです。
歴代保守政権が日本と結んだ1965年の日韓請求権協定や2015年の日韓慰安婦合意は
運動団体の格好の標的になっています。 ~ (以下、略) ~ 』
う~む、なるほど‥‥。
そういう背景や事情があるのは分かったけれど、一日本国民としては、複雑な心境です。
このままだと私個人の意識では、ますます「近くて遠い国」になってしまいそうです。
でも、そんなことを考えている私とは全く無関係に、
我が家の奥様は、相変わらず韓国ドラマをテレビで楽しそうに観ています。
結論としては、あれこれと心配する必要はないのかもしれません‥‥。